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地域医療の真ん中に

当院について
DPC臨床指標

DPC臨床指標 2023年度

当院は、2011年4月よりDPC病院として運用を開始しております。そのDPCデータを利用して、7項目の病院指標を作成いたしました。

  • ※DPCで算定した退院患者のデータを利用して算出しております。
  • ※DPCとは、入院中に治療した疾患の中で最も医療資源を投入した1疾患に対して、厚生労働省が定めた1日当たりの定額点数から入院費を計算する方式です。包括評価部分(入院基本料、投薬、注射、処置(一部を除く)、検査(一部を除く)、画像診断など)と従来通りの出来高部分(手術、一部の処置・検査、リハビリなど)を組み合わせて計算します。

医療法における病院等の広告規制について(厚生労働省)

病院指標

1.年齢階級別退院患者数

年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 776 345 393 556 956 1657 2204 4447 3638 803

当院の入院患者は60歳~80歳代が多く、60歳以上の患者が全体の約70%を占めています。当院周辺には若い世帯が多いことから、10歳未満~10代の患者も多くなっていると考えられます。

2.診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

神経内科

DPC コード DPC 名称 症例数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 発症前Rankin Scale 0、1又は2 156 12.76 15.70 30.77% 75.08
010230xx99x00x てんかん 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 35 9.60 7.19 11.43% 56.00
010060x2990411 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 1あり 発症前Rankin Scale 0、1又は2 34 18.24 17.39 50.00% 78.12
010061xxxxx0xx 一過性脳虚血発作 手術・処置等2 なし 23 6.00 6.25 4.35% 76.00
010060x2990421 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 2あり 発症前Rankin Scale 0、1又は2 22 30.27 29.26 63.64% 79.77

発症後3日以内の脳梗塞患者さんを数多く専門治療しております。また当院での急性期治療後は、地域連携パスによりリハビリテーション治療目的で地域の医療機関に多く転院されているのも特徴です。

呼吸器内科

DPC コード DPC 名称 症例数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
040040xx99200x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 2あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 122 3.64 2.98 1.64% 72.02
030250xx991xxx 睡眠時無呼吸 手術なし 手術・処置等1 あり 90 2.00 2.03 0.00% 60.40
040110xxxxx0xx 間質性肺炎 手術・処置等2 なし 83 16.39 18.65 7.23% 73.33
040040xx9900xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 74 19.09 13.59 5.41% 76.53
030250xx990xxx 睡眠時無呼吸 手術なし 手術・処置等1 なし 48 2.00 3.03 0.00% 57.65

肺がんの診断のための気管支鏡検査入院を最も多く行っており、肺がん患者さんの化学療法入院も多数行っております。間質性肺炎に罹患した患者さんについてもを数多く治療しております。

循環器内科

DPC コード DPC 名称 症例数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
050070xx01x0xx 頻脈性不整脈 経皮的カテーテル心筋焼灼術 手術・処置等2 なし 420 4.03 4.57 0.24% 69.90
050050xx9910x0 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等1 1あり 手術・処置等2 なし 他の病院・診療所の病棟からの転院以外 287 2.85 3.05 0.35% 70.14
050050xx0200xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1 なし、1,2あり 手術・処置等2 なし 271 4.34 4.26 0.00% 72.06
050130xx9900x0 心不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 他の病院・診療所の病棟からの転院以外 199 18.40 17.38 12.56% 84.01
050050xx9920x0 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等1 2あり 手術・処置等2 なし 他の病院・診療所の病棟からの転院以外 150 2.85 3.25 0.00% 72.10

頻脈性不整脈患者さんに対する心筋焼灼術治療、狭心症患者さんへの緊急・予定カテーテル手術や検査を数多く行っております。また、心不全患者さんの入院治療体制も整っております。

腎臓内科

DPC コード DPC 名称 症例数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
110280xx9900xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 62 6.40 11.49 3.23% 55.45
110280xx02x00x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 動脈形成術、吻合術 その他の動脈等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 53 4.60 7.57 0.00% 70.72
110280xx9901xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 1あり 48 13.31 13.81 0.00% 72.65
110280xx991xxx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1 あり 14 6.14 6.44 0.00% 48.43
050130xx9900x0 心不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 他の病院・診療所の病棟からの転院以外 13 16.31 17.38 15.38% 81.38

慢性的な腎臓機能の低下により血液透析の導入入院や、透析を行うための血管手術入院を多く行っております。退院後は血液浄化センターにて通院による透析が行えるよう体制を整えております。

内分泌・代謝内科

DPC コード DPC 名称 症例数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
10007xxxxxx1xx 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 手術・処置等2 1あり 50 10.02 13.99 0.00% 66.30
10007xxxxxx0xx 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 手術・処置等2 なし 42 8.76 10.66 0.00% 55.45
100040xxxxx00x 糖尿病性ケトアシドーシス、非ケトン昏睡 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 22 16.41 13.15 9.09% 67.27
100393xx99xxxx その他の体液・電解質・酸塩基平衡障害 手術なし 16 8.56 10.25 12.50% 76.06
10006xxxxxx1xx 1型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 手術・処置等2 1あり - - 13.31 - -

2型糖尿病患者さんの血糖コントロール入院や、肥満に係る治療も行っております。

血液内科

DPC コード DPC 名称 症例数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
130030xx99x9xx 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等2 9あり 42 8.31 12.88 0.00% 76.38
130030xx97x3xx 非ホジキンリンパ腫 手術あり 手術・処置等2 3あり 30 20.10 28.89 3.33% 58.63
130010xx97x2xx 急性白血病 手術あり 手術・処置等2 2あり 23 28.04 36.15 0.00% 61.00
130040xx99x5xx 多発性骨髄腫、免疫系悪性新生物 手術なし 手術・処置等2 5あり 23 8.43 16.12 0.00% 71.26
130030xx97x9xx 非ホジキンリンパ腫 手術あり 手術・処置等2 9あり 20 21.65 30.73 0.00% 78.00

悪性リンパ腫や急性白血病、多発性骨髄腫など様々な血液造血器疾患に対する治療を行っており、その中でも化学療法・輸血療法による専門治療を数多く行っております。

消化器内科

DPC コード DPC 名称 症例数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 229 10.61 8.75 3.06% 73.92
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 76 3.36 2.61 0.00% 69.08
060102xx99xxxx 穿孔又は膿瘍を伴わない憩室性疾患 手術なし 75 8.95 7.58 0.00% 66.92
060020xx04xxxx 胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 58 9.40 7.61 0.00% 75.93
060140xx97x0xx 胃十二指腸潰瘍、胃憩室症、幽門狭窄(穿孔を伴わないもの) その他の手術あり 手術・処置等2 なし 58 11.71 10.92 6.90% 67.83

胆道結石による胆管炎の治療を最も多く行っています。肝臓や胆道の悪性腫瘍に対する内視鏡治療や化学療法、胆道結石に対する内視鏡的治療の専門治療も行っております。
また胃の悪性腫瘍、出血等の疾患に対する内視鏡的治療も行っております。

総合内科

DPC コード DPC 名称 症例数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 77 10.84 13.52 6.49% 73.95
180030xxxxxx1x その他の感染症(真菌を除く。) 定義副傷病 あり 22 16.64 20.04 22.73% 77.82
180030xxxxxx0x その他の感染症(真菌を除く。) 定義副傷病 なし 17 14.94 8.60 23.53% 72.24
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし 15 11.33 20.60 13.33% 79.40
161070xxxxx00x 薬物中毒(その他の中毒) 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 13 4.69 3.62 0.00% 38.62

原因不明の発熱、尿路感染、薬物中毒などの診療を行っております。

小児科

DPC コード DPC 名称 症例数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
0400801199x00x 肺炎等(1歳以上15歳未満) 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 93 5.10 5.62 0.00% 3.14
040090xxxxxxxx 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 83 5.06 5.96 0.00% 1.87
180030xxxxxx0x その他の感染症(真菌を除く。) 定義副傷病 なし 75 5.44 8.6 1.33% 2.91
030270xxxxxxxx 上気道炎 68 3.88 4.72 0.00% 2.56
060380xxxxx0xx ウイルス性腸炎 手術・処置等2 なし 60 3.50 5.64 0.00% 4.75

上気道炎、肺炎、喘息の呼吸器系疾患の患者さんを数多く治療しております。またアレルギー検査入院も行っております。

外科

DPC コード DPC 名称 症例数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 192 4.21 4.55 1.56% 70.50
060330xx02xxxx 胆嚢疾患(胆嚢結石など) 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 101 6.22 5.98 0.00% 61.52
060150xx03xxxx 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 86 5.29 5.29 2.33% 39.36
060335xx02000x 胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 76 7.36 6.87 3.95% 65.71
060210xx99000x ヘルニアの記載のない腸閉塞 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 69 7.61 8.95 0.00% 73.48

開腹手術に比べ侵襲の少ない腹腔鏡を用いた手術を多く行っております。鼠径ヘルニア手術や胆嚢摘出手術、消化器悪性腫瘍手術なども多く行っております。

整形外科

DPC コード DPC 名称 症例数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 266 21.05 25.5 70.30% 81.34
070343xx99x1xx 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 手術なし 手術・処置等2 1あり 92 2.00 2.59 0.00% 67.57
160760xx97xx0x 前腕の骨折 手術あり 定義副傷病 なし 77 3.53 4.76 2.60% 55.49
070180xx97xxxx 脊椎変形 手術あり 65 14.91 21.46 10.77% 32.86
070180xx99xx0x 脊椎変形 手術なし 定義副傷病 なし 61 2.07 4.39 0.00% 22.38

股関節大腿骨骨折への手術を当院で行い、急性期治療後にリハビリが継続して行えるよう地域連携パスに沿って転院し、地域完結型の治療を積極的に行っております。
また背骨(脊椎)の疾患に対する検査入院、手術を小児や高齢者の患者さんへ行っております。

形成外科

DPC コード DPC 名称 症例数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
020230xx97x0xx 眼瞼下垂 手術あり 手術・処置等2 なし 106 1.62 2.82 0.00% 67.88
070010xx970xxx 骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。) その他の手術あり 手術・処置等1 なし 33 2.24 4.28 0.00% 47.64
080006xx01x0xx 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外) 皮膚悪性腫瘍切除術等 手術・処置等2 なし 25 3.68 7.22 0.00% 79.84
020320xx97xxxx 眼瞼、涙器、眼窩の疾患 手術あり 13 1.62 3.17 0.00% 39.54
180060xx97xxxx その他の新生物 手術あり 13 2.23 5.77 0.00% 39.85

クリニカルパスによる手術入院を多数行っております。中でも眼瞼下垂の患者さんを最も多く治療しております。

脳神経外科

DPC コード DPC 名称 症例数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 98 11.64 9.88 16.33% 80.16
010040x199x0xx 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10以上) 手術なし 手術・処置等2 なし 90 19.63 22.61 78.89% 71.41
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 31 8.71 8.38 22.58% 67.39
010070xx01x0xx 脳血管障害 脳血管内手術等 手術・処置等2 なし 24 11.08 13.52 0.00% 73.46
010010xx03x00x 脳腫瘍 頭蓋内腫瘍摘出術等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 16 18.81 20.70 6.25% 63.88

致死的な脳出血に対する緊急治療、外傷性の慢性硬膜下血腫への外科的手術を数多く行っております。急性期治療後は地域連携パスにより、地域の医療機関と連携し回復期治療を行っております。

呼吸器外科

DPC コード DPC 名称 症例数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
040040xx97x00x 肺の悪性腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 91 9.99 9.89 0.00% 71.31
040200xx01x00x 気胸 肺切除術等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 45 9.00 9.54 0.00% 31.44
040040xx99040x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 14 9.57 8.33 0.00% 68.00
160450xx99x10x 肺・胸部気管・気管支損傷 手術なし 手術・処置等2 あり 定義副傷病 なし - - 10.81 - -
040040xx97x4xx 肺の悪性腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等2 4あり - - 19.90 - -

肺の悪性腫瘍手術や気胸に対する手術を中心に、多様な手術・専門治療を行っております。また、腹腔鏡を用いた低侵襲の手術も数多く行っております。

心臓外科

DPC コード DPC 名称 症例数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
050080xx0101xx 弁膜症(連合弁膜症を含む。) ロス手術(自己肺動脈弁組織による大動脈基部置換術)等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 1あり 28 21.75 21.52 0.00% 66.11
050050xx0101xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 心室瘤切除術(梗塞切除を含む。) 単独のもの等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 1あり 17 21.47 21.38 0.00% 71.53
050130xx010xxx 心不全 冠動脈、大動脈バイパス移植術(人工心肺を使用しないもの)等 手術・処置等1 なし、1あり - - 46.57 - -
050130xx015xxx 心不全 冠動脈、大動脈バイパス移植術(人工心肺を使用しないもの)等 手術・処置等1 5あり - - 54.08 - -
050161xx97x1xx 大動脈解離 その他の手術あり 手術・処置等2 1あり - - 28.09 - -

狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患、心臓弁膜症、大動脈瘤の患者さんの手術治療を、循環器内科と連携を図りながら行っております。

皮膚科

DPC コード DPC 名称 症例数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
080010xxxx0xxx 膿皮症 手術・処置等1 なし 62 12.27 12.88 4.84% 60.84
080020xxxxxxxx 帯状疱疹 23 8.35 9.29 0.00% 68.52
080006xx01x0xx 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外) 皮膚悪性腫瘍切除術等 手術・処置等2 なし 11 4.36 7.22 0.00% 81.55
161070xxxxx00x 薬物中毒(その他の中毒) 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 11 5.91 3.62 0.00% 57.55
080090xxxxxxxx 紅斑症 - - 9.94 - -

急性膿皮症(蜂窩織炎など)、帯状疱疹の症例が多くなっています。また皮膚悪性腫瘍に対する切除手術も行っております。

泌尿器科

DPC コード DPC 名称 症例数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
110080xx991xxx 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 あり 183 2.10 2.44 0.00% 72.33
110070xx03x0xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等2 なし 173 5.61 6.85 0.00% 75.21
11012xxx03xxxx 上部尿路疾患 体外衝撃波腎・尿管結石破砕術(一連につき) 79 2.04 2.43 0.00% 59.04
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 68 11.93 13.52 7.35% 75.16
11012xxx02xx0x 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術 定義副傷病 なし 46 4.85 5.22 0.00% 61.54

前立腺がん検査入院の患者さんが最も多くなっております。また膀胱がんと尿路結石の手術以外にも腹腔鏡を用いた侵襲性の低い手術も数多く行っております。

産婦人科

DPC コード DPC 名称 症例数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
120260x002xxxx 分娩の異常(分娩時出血量2000ml未満) 骨盤位娩出術等 87 7.45 6.73 0.00% 31.48
12002xxx99x40x 子宮頸・体部の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 77 4.04 4.18 0.00% 61.06
120060xx02xxxx 子宮の良性腫瘍 腹腔鏡下腟式子宮全摘術等 71 5.49 5.93 0.00% 45.14
120180xx01xxxx 胎児及び胎児付属物の異常 子宮全摘術等 46 8.89 9.34 0.00% 33.89
12002xxx02x0xx 子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮頸部(腟部)切除術等 手術・処置等2 なし 44 3.00 2.96 0.00% 43.75

各種婦人科疾患に対する腹腔鏡を用いた患者さんに侵襲の少ない手術を数多く行っております。また、子宮の悪性腫瘍に対する化学療法も多く行っております。

眼科

DPC コード DPC 名称 症例数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患 手術あり 片眼 558 2.26 2.54 0.18% 74.26
020200xx9710xx 黄斑、後極変性 手術あり 手術・処置等1 あり 手術・処置等2 なし 22 7.41 5.67 4.55% 69.59
020160xx97xxx0 網膜剥離 手術あり 片眼 13 14.23 7.81 0.00% 60.15
020240xx97xxx0 硝子体疾患 手術あり 片眼 12 6.17 4.88 0.00% 59.92
020200xx9700xx 黄斑、後極変性 手術あり 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし - 7.57 - - -

大部分が白内障の手術入院の患者さんです。眼科領域の多様な疾患に対応しており、網膜剥離や硝子体出血など緊急治療が必要な患者さんも多く治療しております。

耳鼻咽喉科

DPC コード DPC 名称 症例数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし 65 5.37 5.51 0.00% 39.46
030230xxxxxxxx 扁桃、アデノイドの慢性疾患 48 7.94 7.53 0.00% 23.04
030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎 44 6.16 6.02 0.00% 53.25
030400xx99xxxx 前庭機能障害 手術なし 36 5.11 4.73 2.78% 64.47
100020xx010xxx 甲状腺の悪性腫瘍 甲状腺悪性腫瘍手術 切除(頸部外側区域郭清を伴わないもの)等 手術・処置等1 なし 34 8.56 7.94 0.00% 57.44

扁桃炎・いびきに対する手術治療を数多く行っております。突発性難聴に対しては高気圧酸素療法を積極的に行い、市外からの紹介も受けております。耳鼻科領域の悪性腫瘍に対する集学的治療に力を入れております。

3.初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数

初発 再発 病期分類
基準
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 29 - - 11 138 16 1 8
大腸癌 13 19 14 14 218 17 1 8
乳癌 - - - - 159 - 1 8
肺癌 77 15 29 153 157 15 1 8
肝癌 - - - - 56 27 1 8

罹患率の高い5つのがん(胃癌・大腸癌・乳癌・肺癌・肝癌)を病期(ステージ)ごとに集計したものです。医師が「がん(がん疑い)」と診断した時に1件とカウントされ、①がんの大きさや進展度、②リンパ 節転移、③遠隔転移の有無によって病期(ステージ)が決定します。病期(ステージ)は数字が大きいほど「進行しているがん」であると表されます。
病期(ステージ)が不明の症例は、上記の①~③に一つでも不明な項目がある症例を表し、不明な項目を明らかにするための検査入院症例も含まれています。
当院では肺がんの患者さんが最も多く、次いで大腸がん、胃がんの患者さんが多くなっています。 StageⅠの早期がんだけでなく、StageⅣの末期がん患者さんも多くなっています。 また、当院はがん診療連携拠点病院の機能を発揮し、患者さんのQOLに合わせた総合的ながん医療を提供しています。

4.成人市中肺炎の重症度別患者数等

患者数 平均自院日数 平均年齢
軽症 13 11.15 52.54
中等症 203 21.26 78.05
重症 93 28.49 82.76
超重症 34 27.38 88.74
不明 - - -

市中肺炎とは普段の社会生活を送っている中で罹患した肺炎のことを言います。高齢者では症状がはっきりしない場合もあり、できるだけ早期に適切な抗菌薬を適切な量と期間で投与する必要があります。
当院では「中等症」の症例が最も多くを占めています。年齢が高くなるほど重症度も高くなり、また平均在院日数も長くなる傾向があります。

5.脳梗塞のICD10別患者数等

ICD10 傷病名 発症日から 症例数 平均在院日数 平均年齢 転院率
I63$ 脳梗塞 3日以内 380 19.76 77.38 40.00%
その他 20 16.20 75.05 2.00%

脳梗塞は脳の血管が細くなったり、詰まったりして脳の細胞に十分な血液が供給されず、組織が壊死する状態です。発症からの早期の治療が重要で、遅れると死亡したり、重い後遺症が残り社会復帰が難しくなります。当院では脳梗塞の発症より速やかな治療を行う体制が整えられており、3日以内の症例が多くなっております。転院率が高いのは、脳卒中の地域連携パスを取り入れており、地域の回復期病院や開業医と緊密な連携で患者さんの病状に応じ適切な医療を受けていただく体制が整えられているためです。

6.診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

循環器内科

Kコード 名称 症例数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K5951 経皮的カテーテル心筋焼灼術 心房中隔穿刺又は心外膜アプローチを伴うもの 等 364 1.39 2.42 0.27% 70.97
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術 その他のもの 等 141 1.72 2.84 0.71% 72.28
K5481 経皮的冠動脈形成術(特殊カテーテルによるもの) 高速回転式経皮経管アテレクトミーカテーテルによるもの 100 1.42 3.45 2.00% 74.03
K5952 経皮的カテーテル心筋焼灼術 その他のもの 78 0.67 2.67 1.28% 65.67
K5491 経皮的冠動脈ステント留置術 急性心筋梗塞に対するもの 等 65 0.00 16.83 7.69% 67.43

心房細動など不整脈治療としてカテーテル心筋焼灼術を数多く行っております。また、狭心症や急性心筋梗塞に対し、カテーテルによるステント留置術でたくさんの患者さんを治療しております。

腎臓内科

Kコード 名称 症例数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K6121イ 末梢動静脈瘻造設術 内シャント造設術 単純なもの 等 63 2.59 4.51 1.59% 69.00
K616-41 経皮的シャント拡張術・血栓除去術 初回 等 - - - - -

慢性的な腎不全の患者さんが血液透析治療を行うために、内シャント造設術を最も多く行っております。また、作製したシャントが閉塞や狭窄した場合にはシャント拡張術や血栓除去術を行っております。

消化器内科

Kコード 名称 症例数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 203 1.60 12.41 3.94% 74.33
K654 内視鏡的消化管止血術 72 0.88 12.40 6.94% 71.58
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2センチメートル未満 等 65 1.83 3.20 1.54% 70.94
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 早期悪性腫瘍胃粘膜下層剥離術 57 1.23 7.00 0.00% 75.75
K6852 内視鏡的胆道結石除去術 その他のもの 等 44 1.77 6.50 4.55% 74.48

胆道の結石や腫瘍で、胆道が閉塞・狭窄したことによる閉塞性黄疸や胆道炎患者さんに内視鏡を用いた胆道ステント留置術や乳頭切開術を数多く行っております。また、消化管出血の患者さんには、クリップや高周波凝固装置で止血術を行っております。

外科

Kコード 名称 症例数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 188 0.80 5.13 1.60% 64.01
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 178 0.90 1.80 1.12% 62.53
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) 等 87 0.36 3.93 2.30% 39.86
K718-22 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴うもの) 等 56 0.43 9.64 0.00% 52.68
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 53 1.55 14.19 3.77% 71.74

開腹術より侵襲の少ない腹腔鏡を用いた胆嚢摘出術や、鼠径ヘルニア手術を多く行っております。また、乳癌に対する手術も数多く行っております。

整形外科

Kコード 名称 症例数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K0461 骨折観血的手術(大腿) 等 234 1.65 15.80 60.26% 80.44
K0821 人工関節置換術 肩、股、膝 等 76 1.50 17.96 59.21% 73.18
K1423 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(後方椎体固定) 等 63 1.67 12.83 4.76% 64.83
K1426 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。) 椎弓形成 等 6.75 1.92 10.48 18.03% 69.75
K0483 骨内異物(挿入物)除去術(前腕) 等 52 0.42 1.63 0.00% 51.19

骨折に対する手術を数多く行っております。中でも高齢者の方に多い大腿骨骨折の観血的手術と人工骨頭挿入術との件数が多くなっております。 また背骨(脊椎)に対する手術件数も近年増えてきております。

形成外科

Kコード 名称 症例数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K2191 眼瞼下垂症手術(眼瞼拳筋前転法) 等 86 0.00 0.65 0.00% 67.56
K0072 皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除) 等 29 0.03 1.93 0.00% 79.31
K2193 眼瞼下垂症手術(その他) 等 18 0.00 0.50 0.00% 70.28
K0062 皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3㎝以上6㎝未満) 等 16 0.13 0.88 0.00% 42.56
K2172 眼瞼内反症手術(皮膚切開法) 等 12 0.08 0.42 0.00% 33.25

眼瞼下垂に対する手術を最も多く行っております。皮膚の悪性腫瘍切除術及び再建術の患者さんが多いのも特徴です。

脳神経外科

Kコード 名称 症例数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 等 86 0.84 11.76 18.60% 79.13
K6092 動脈血栓内膜摘出術(内頚動脈) 等 27 3.37 8.07 0.00% 74.37
K1771 脳動脈瘤頸部クリッピング(1箇所) 等 26 0.38 38.12 34.62% 63.19
K1692 頭蓋内腫瘍摘出術(その他) 等 22 3.91 23.82 22.73% 63.91
K178-4 頭部血栓回収術 等 12 0.33 35.75 83.33% 74.42

慢性硬膜下血腫に対する治療法には外科的手術が推奨されており、当院でも数多く行っております。また、脳腫瘍、未破裂動脈瘤の患者さんに対しても 多数の手術治療を行っております。

呼吸器外科

Kコード 名称 症例数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K514-23 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術 肺葉切除又は1肺葉を超えるもの 等 47 1.32 8.89 0.00% 72.66
K5131 胸腔鏡下肺切除術 肺嚢胞手術(楔状部分切除によるもの) 等 45 4.36 3.67 0.00% 31.53
K514-21 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術 部分切除 等 38 1.58 8.66 0.00% 72.74
K514-22 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術 区域切除 等 15 1.00 7.27 0.00% 61.13
K496-2 胸腔鏡下醸膿胸膜切除術 - - - - -

病気の進行や状態によっては、呼吸器系の悪性腫瘍や気胸などに対して開胸手術に比べ患者さんへの侵襲が少ない胸腔鏡を用いた手術が多く行われております。

心臓外科

Kコード 名称 症例数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K5522 冠動脈、大動脈バイパス移植術 2吻合以上のもの 等 22 4.68 17.77 0.00% 68.23
K5551 弁置換術 1弁のもの 等 18 4.00 20.89 5.56% 65.89
K552-22 冠動脈、大動脈バイパス移植術(人工心肺を使用しないもの) 2吻合以上のもの 12 5.08 17.08 0.00% 71.42
K5552 弁置換術 2弁のもの 等 - - - - -
K554-21 胸腔鏡下弁形成術 1弁のもの - - - - -

虚血性心疾患に対し、冠動脈バイパス手術を多く患者さんに行っております。また、大血管に対する手術や心臓弁膜症に対する手術も多く行っております。

皮膚科

Kコード 名称 症例数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K0072 皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除) 等 12 0.00 3.17 0.00% 82.33
K0062 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外) 長径3センチメートル以上6センチメートル未満 等 - - - - -
K0052 皮膚腫瘍摘出術(露出部)(長径2㎝以上4㎝未満) - - - - -
K0064 皮膚腫瘍摘出術(露出部以外)(長径12㎝以上) - - - - -

皮膚の悪性腫瘍(基底細胞がんや有棘細胞がんなど)の切除と、縫縮困難時は他の健常部分から皮膚を採取して欠損している部分に移植する植皮術を多く行っております。また、皮膚や皮下の良性腫瘍も患者さんが摘出手術を受けられております。

泌尿器科

Kコード 名称 症例数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的・電解質溶液利用) 等 164 1.07 3.46 0.00% 75.29
K768 体外衝撃波腎・尿管結石破砕術(一連につき) 等 80 0.04 1.08 0.00% 59.05
K7811 経尿道的尿路結石除去術(レーザーによる) 等 48 1.00 2.96 0.00% 61.15
K843-4 腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いるもの) 等 38 1.16 8.42 0.00% 69.66
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 33 0.45 16.33 3.03% 72.42

尿道から膀胱内に内視鏡を入れて(経尿道的)膀胱にできた腫瘍を切除する手術を多くの患者さんに行っております。また、尿管の中にはまり込んだ結石や腎臓の中の結石を、同様の方法で除去する手術も多数行っております。

産婦人科

Kコード 名称 症例数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K877-2 腹腔鏡下膣式子宮全摘術 等 69 1.00 4.07 0.00% 48.35
K8961 会陰(腟壁)裂創縫合術(分娩時)(筋層に及ぶ) 等 61 0.54 6.00 0.00% 31.39
K8982 帝王切開術(選択切開) 等 48 1.00 6.90 0.00% 34.19
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側,腹腔鏡) 等 40 1.10 4.30 0.00% 47.03
K867 子宮頸部(腟部)切除術 38 0.00 2.00 0.00% 43.26

患者さんの病状によっては、開腹手術より侵襲の少ない腹腔鏡手術を取り入れ子宮や卵巣腫瘍への治療を多く行っております。また、近隣のクリニックや病院では対応が困難な妊産婦さんが受診されるため、帝王切開も多く行っております。

眼科

Kコード 名称 症例数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズ挿入・その他) 等 541 0.37 0.86 0.18% 74.24
K2801 硝子体茎顕微鏡下離断術(網膜付着組織を含むもの) 等 46 0.07 8.63 2.17% 65.04
K2802 硝子体茎顕微鏡下離断術 その他のもの 等 17 0.00 5.18 0.00% 67.88
K2682イ 緑内障手術 流出路再建術 眼内法 等 13 0.00 4.69 0.00% 71.00
K2821イ 水晶体再建術(眼内レンズ挿入・縫着レンズ) 等 10 0.10 5.20 0.00% 70.30

濁った水晶体を除去し、代わりに眼内レンズを入れる水晶体再建術を最も多く行っております。また、硝子体出血、網膜剥離などに対する緊急手術も多数行っております。

耳鼻咽喉科

Kコード 名称 症例数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K3772 口蓋扁桃手術 摘出 等 47 1.00 6.15 0.00% 25.21
K340-6 内視鏡下鼻・副鼻腔手術Ⅳ型(汎副鼻腔手術) 等 29 1.00 4.24 0.00% 55.07
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術Ⅲ型(選択的(複数)副鼻腔手術) 23 0.96 3.91 0.00% 50.91
K4611 甲状腺腫摘出術(片葉) 等 14 1.00 6.00 0.00% 54.93
K347 鼻中隔矯正術 13 1.00 4.31 0.00% 39.46

若年者の反復性口蓋扁桃炎に対して行う口蓋扁桃摘出手術が最も多くなっております。慢性副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎・鼻中隔弯曲症に対する侵襲の少ない内視鏡手術を多く行っております。

7.その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の請求率)

DPC 傷病名 入院契機 患者数 請求率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる 15 0.10%
180010 敗血症(1歳以上) 同一 37 0.23%
異なる 46 0.29%
播種性血管内凝固症候群とは?
血液凝固の反応が非常に高ぶった状態の病気を指しています。全身の血管に小さな血液のかたまり(微小血栓)が無数に生じる病態です。入院後に発症している症例が多く、重症化するケースや基礎疾患が影響しているケースが多くあります。
敗血症とは?
菌や他の感染症が全身性反応した重篤な状態です。ショック、DIC、多臓器不全などから早晩死に至る疾患であり、免疫力の低下、慢性疾患等の状態ではその発症のリスクが高くなります。
DPC 傷病名 入院契機 患者数 請求率
180035 その他の真菌症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置の合併症 同一 51 0.32%
異なる - -
真菌症とは?
真菌症では、内臓にまで及ぶ深在性真菌症や皮下組織に及ぶ深部表在性真菌症など多種あります。治療には、抗真菌薬が使用されます。持病をもっている高齢者に起こりやすい疾患です。
手術・処置の合併症とは?
手術・処置を行った後に起こる病状をいいます。合併症は、患者さんの状態によって引き起こされる確率は様々です。

医療の質指標

8.リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率

肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが
「中」以上の手術を施行した
退院患者数(分母)
分母のうち、肺血栓塞栓症の
予防対策が実施された患者数(分子)
リスクレベルが「中」以上の手術を
施行した患者の肺血栓塞栓症の
予防対策の実施率
2,307 2,142 92.85%

肺血栓塞栓症発症は主に下肢の深部にできた血栓が剥がれ、血流によって肺動脈に運ばれることで閉塞を引き起こす疾患です。太い血管が閉塞する重篤例では、肺の血流が途絶して生命に関わることもあります。当院では弾性ストッキングを用いて肺血栓塞栓症予防を行っております。

9.血液培養2セット実施率

血液培養オーダー日数(分母) 血液培養オーダーが1日に
2件以上ある日数(分子)
血液培養2セット実施率
7,523 6,832 90.81%

細菌によって引き起こされる「敗血症」を診断するのに、血液中のごく微量な細菌を見つける血液培養は非常に重要な検査です。血液培養検査では、検査の精度を保つ為に血液培養ボトル2セットでの採血が推奨されており、適切な検査実施の重要な指標となっています。

10.広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率

広域スペクトルの抗菌薬が
処方された退院患者数(分母)
分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日
までの間に細菌培養同定検査が
実施された患者数(分子)
広域スペクトル抗菌薬使用時の
細菌培養実施率
1,123 1,074 95.64%

不適切な抗菌薬の使用は、耐性菌の発生や蔓延の原因になることから、抗菌薬適正使用を推進する取り組みが求められています。抗菌薬適正使用の鍵を握るのは正確な微生物学的診断であり、抗菌薬投与前の適切な検体採取と培養検査が必要です。