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地域医療の真ん中に

診療科のご案内
神経内科

特色と治療方針

当科では閉塞性脳血管障害である脳梗塞の患者さんに対し、迅速な急性期治療を行います。また、早期からリハビリテーションを導入し、身体機能の回復を目指します。
  • 脳
  • 卒中、認知症、てんかんという3つのコモンディジーズ(一般的な病気)を
    診療対象とします。

脳卒中はがん・心臓病と並んで三大成人病の一つであり、通常は突然発症するために多くの患者さんが救急搬送されてきます。当科入院中に十分な機能障害の回復が見られない患者さんに対しては当地区の脳卒中地域連携パスを活用して、円滑な回復期リハビリ転院を行い、患者さんに質の良い生活期を迎えていただくことを目標に掲げています。
認知症の患者さんは豊田加茂医師会の病診連携を通してかかりつけ医から当科に紹介されます。外来診察と頭部画像検査で正確な診断を行い、適切な治療方針をかかりつけ医にご連絡するとともに、この病診連携を活用して、およそ年1回のペースで当科の定期診察を行い、認知症の患者さんのみならずご家族へのサポートをかかりつけ医とともに提供していきます。
てんかんの発症率は100人に1人と言われており、全国でおよそ100万の患者がいると推定されています。てんかんは適切な薬剤治療で発作が消失あるいは劇的に減少します。神経内科では早期の診断を行っており、的確な抗てんかん薬の使用により多くのてんかん患者さんの生活の質向上に役立っています。
一方、筋萎縮性側索硬化症などに代表される神経難病や稀少疾患である指定難病に関しても、当科は積極的に診療を行っています。これらの疾患は確定診断が難しい場合がありますが、当院の神経内科では日本神経学会指定の専門医が常勤として診療に携わっており、質の高い医療を提供しています。かつては治療法がないと言われていた多くの神経難病に関しても、医学の著しい進歩により画期的な治療薬が次々と開発され、患者さんに投与できるようになっています。また当科は名古屋大学神経内科と臨床・研究の面で連携しており、神経難病診療に関する最先端の情報についても共有しています。したがって最新の治療に関しても、いち早く患者さんに還元するような体制を整えています。神経難病では患者さんの療養環境を整えていく必要があります。当科では多職種による専門的なサポートチームによる患者さんやご家族への支援を行います。

診療内容

対象疾患

脳血管障害
脳梗塞(脳血栓症、脳塞栓症)、一過性脳虚血発作、脳小血管病、可逆性脳血管攣縮縮症候群、可逆性後頭葉白質脳症、脳静脈血栓症など
認知症疾患
アルツハイマー病、ピック病、レビー小体型認知症、意味性認知症、原発性進行性失語症、正常圧水頭症など
てんかん症候群
特発性てんかん、局在関連性てんかんなど
頭痛関連疾患
片頭痛、群発頭痛、緊張型頭痛など
神経変性疾患
筋萎縮性側索硬化症、球脊髄性筋萎縮症、パーキンソン病、進行性核上性麻痺、大脳皮質基底核変性症、脊髄小脳変性症、多系統萎縮症など。
脱髄性疾患・神経免疫疾患
多発性硬化症、視神経脊髄炎関連疾患、急性散在性脳脊髄炎、橋中心髄鞘崩壊、神経ベーチェット、神経サルコイドなど
末梢神経疾患
ギラン・バレー症候群、慢性炎症性脱髄性多発神経炎、多巣性運動ニューロパチー、血管炎性ニューロパチー、手根管症候群、肘部管症候群、Charcot-Marie-Tooth病、家族性アミロイドポリニューロパチー、糖尿病性末梢神経障害など 
筋関連疾患
壊死性筋症、皮膚筋炎、多発筋炎、封入体筋炎、重症筋無力症、デュシャンヌ型筋ジストロフィー、筋強直性ジストロフィー、先天性ミオパチーなど
神経感染症
単純ヘルペス脳炎、日本脳炎、細菌性髄膜炎、無菌性髄膜炎、真菌性髄膜炎、神経梅毒、クロイツフェルト・ヤコブ病など
代謝性疾患
ミトコンドリア脳筋症、副腎白質ジストロフィー、糖原病、周期性四肢麻痺、Fabry病、Wernicke脳症など
脊髄疾患
痙性対麻痺、HTLV1関連脊髄症、頸椎症性脊髄症、脊髄空洞症、平山病、ポリオ後症候群、後縦靭帯骨化症など
疼痛疾患
神経痛性筋萎縮症、帯状疱疹後神経痛、三叉神経痛、舌咽神経痛、神経障害性疼痛、肢端紅痛症など
異常不随意運動
半側顔面けいれん、眼瞼けいれん、痙性斜頸、本態性振戦、ハンチントン病、ウィルソン病、ジストニー関連疾患、ヒョレア関連疾患、四肢痙縮
睡眠障害
むずむず脚症候群、ナルコレプシー、周期性四肢運動障害、レム睡眠関連行動障害

特殊分野

当科では通常の外来診療に加え、もの忘れ外来ボトックス外来を行っています

主な検査・医療機器

  • 画像検査:頭部MRI・MRA、MRV、頭部CT、頭部3DCT
  • 核医学検査:脳血流シンチグラフィ、DATシンチグラフィ、MIBG心筋シンチグラフィ、脳槽シンチグラフィ
  • 生理検査:末梢神経伝導検査、針筋電図、体性感覚誘発電位、聴性脳幹反応、脳波
  • 病理検査:腓腹神経生検・筋生検
  • 各種検体:血液検査、髄液検査、尿検査など
  • MRI
  • RI
  • 脳波

診療実績

2017年/件

診療スタッフ

  • 服部 直樹

    副院長
    兼医療安全管理部長兼地域医療福祉連携部長兼神経内科代表部長

    専門医・
    認定医・
    専門分野等
    日本内科学会認定内科医・指導医
    日本神経学会神経内科専門医・代議員・指導医
    日本認知症学会専門医・指導医
    日本神経治療学会・評議員
    日本末梢神経学会・評議員
    名古屋大学医学部臨床講師
    医学博士
    臨床研修指導医
    略歴
    三重大学卒
    1989年医師免許取得
    2009年3月赴任
  • 伊藤 瑞規

    神経内科部長

    専門医・
    認定医・
    専門分野等
    日本内科学会認定内科医
    日本内科学会総合内科専門医
    日本神経学会神経内科専門医
    医学博士
    略歴
    名古屋大学卒
    1996年医師免許取得
    2017年4月赴任
  • 冨田 稔

    神経内科外来部長

    専門医・
    認定医・
    専門分野等
    日本内科学会認定内科医
    日本科学会総合内科専門医
    日本神経学会神経内科専門医・指導医
    医学博士
    臨床研修指導医
    略歴
    藤田保健衛生大学卒
    2001年医師免許取得
    2012年9月赴任
  •  
  • 赤塚 和寛

    医員

    略歴
    徳島大学卒
    2013年医師免許取得
    2013年4月赴任

受診時の留意点

神経内科では頭痛、しびれ、めまいなど日常生活においてしばしば遭遇する症状に対応するプライマリー診療にも重点を置いています。気になる症状がある方はかかりつけ医の先生にご相談いただき、詳しい検査を希望される場合はぜひ当科をご紹介いただければと思います。当科では豊田・みよし地域の病院・クリニックとの連携を通して、質の高い神経疾患診療を地域の皆様に提供することを目指しています。

※受診の際は、受付時間・診察時間・休診日を必ずご確認ください。