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地域医療の真ん中に

診療科のご案内
心臓外科

特色と治療方針

近年、日本では高齢化と食生活の欧米化によって動脈硬化性疾患が増加の一途をたどっており、さらに動脈硬化によって虚血性心疾患や心臓弁膜症、そして大動脈疾患に手術治療を必要とする患者さんが増えています。
  • 循
  • 環器センターとして、循環器内科とチーム医療を一体化し、
    緊急手術を含む様々な循環器疾患に対して24時間体制で取り組んでいます。

心臓手術および大血管手術はある意味で大手術でありますので、安全に手術を行うことを基本原則としています。すなわち患者さんの状態に応じて治療方針を選択し、個々の患者さんにとって最適の治療を行うように心がけております。そして、疾患の病態と予後、手術のリスクを患者さんと十分に話し合った上で手術のメリットとデメリットを対比して、手術を行うかどうか、あるいはどんな手術を行うかを慎重に判断します。

当院では年間約100件の心臓大血管手術を行っており、心臓血管外科専門医機構の基幹施設となっております。また名古屋大学心臓外科と連携しており、心臓手術における最新の技術が提供できるよう常に心がけています。しかし、逆に‘最新’はその中長期予後と安全性については不確実なため、その適応には十分注意を払い、患者さんご本人の納得された上で、あくまでも患者さん中心の医療を行うことを心がけております。

診療内容

虚血性心疾患治療
いわゆる冠動脈バイパス術がこれに相当します。通常は人工心肺装置を用いて心臓を停止させ確実に血管吻合する心停止下冠動脈バイパス術を基本に行いますが、患者様の状態によっては人工心肺を使用せずに行う心拍動下冠動脈バイパス術を行うこともあります。すなわち、たとえば心臓以外に余病のある場合(脳梗塞、閉塞性肺機能障害、腎不全など)や、高度の動脈硬化を有する場合などで、人工心肺を使用することが患者様にとってリスクあるいは負担と考えられる場合には、心拍動下冠動脈バイパス術を選択します。また、心筋梗塞に合併する心室瘤に対しても積極的に左室形成術を行います。
心臓弁膜症
心臓の部屋(心房、心室)を区切っている逆流防止弁が機能的に破たん(狭窄、逆流)をきたした際に、弁膜を治療する手術を行います。主に大動脈弁狭窄症、大動脈弁閉鎖不全症、僧帽弁狭窄症、僧帽弁閉鎖不全症、三尖弁逆流症が治療対象となります。破たんした弁膜に対しては、自己の弁を修復する形成術と、弁を取り替える置換術があります。弁膜症の手術は、その時期を慎重に見極め、患者様に最適の治療法を提供します。
大動脈疾患
大動脈瘤と大動脈解離が治療対象となります。当科で扱う大動脈疾患は胸部大動脈に相当します。したがって胸部大動脈手術は、心臓手術時に用いる体外循環の技術と、心停止の技術、さらには脳を保護する技術を組み合わせて行われます。近年、診断技術の発達と検 診の普及によって、動脈瘤が発見される頻度が増加しています。動脈瘤は破裂するまでは無症状であることが多いので、破裂予防のために手術を行うことになります。最近はステントによる大動脈瘤治療が普及しています。当科では胸部大動脈のステント治療は今のところ行っておりませんが、ステント治療が適していると判断した場合は、施行施設への紹介をさせていただきます。大動脈解離に対しては、緊急に治療を行う必要がある場合がほとんどです。当科では24時間体制で対応できるように心がけています。 
不整脈治療
いわゆるメイズ手術がこれに相当します。心房細動に対して行われますが、心臓手術では、メイズ単独の手術は行うことはありません。他の主だった心臓疾患の治療に付随して行われます。
成人先天性心疾患
先天性心疾患は心臓手術のなかでも、より専門性が高い治療となります。当院で行う手術は、当院で対応可能な範囲での治療となりますが、専門性の高いと判断した場合には、連携している名古屋大学病院や、他の小児専門病院に紹介させていただきます。

診療実績

診療スタッフ

  • 川口 鎮

    病院長

    専門医・
    認定医・
    専門分野等
    日本外科学会専門医・指導医
    日本胸部外科学会指導医・評議員
    心臓血管外科専門医
    日本心臓血管外科学会評議員
    心臓血管外科専門医認定機構 修練指導者
    医学博士
    臨床研修指導医
    略歴
    名古屋大学卒
    1981年医師免許取得
    1991年~1993年
    アメリカ、ペンシルバニア州立大学、心臓外科
    1995年~1999年
    豪州、Royal North Shore病院、心臓血管外科
    2006年10月赴任
    2010年4月副院長就任
    2015年4月病院長就任
  • 荒木 善盛

    心臓外科代表部長

    専門医・
    認定医・
    専門分野等
    日本外科学会専門医
    日本胸部外科学会認定医
    心臓血管外科専門医
    名古屋大学医学部臨床講師
    医学博士
    略歴
    名古屋大学卒
    1993年医師免許取得
    2015年7月赴任
  •  
  • 寺田 貴史

    医員

    専門医・
    認定医・
    専門分野等
    日本外科学会専門医
    心臓血管外科専門医
    日本救急医学会救急科専門医
    日本集中治療医学会集中治療専門医
    略歴
    名古屋大学卒
    2006年医師免許取得
    2017年4月赴任
  •  
  • 小林 明裕

    医員

    略歴
    名古屋大学卒
    2012年医師免許取得
    2018年7月赴任

受診時の留意点

現在、日本では関連する多くの臨床学会が連携し、日本の医療の現状を把握するため、「一般社団法人NationalClinicalDatabase」(NCDと略)を立ち上げ、データベース事業を開始することになりました。当院もNCD事業登録参加施設となっております。したがって、当院で治療される患者さんには、NCD登録をお願いすることになります。

※受診の際は、受付時間・診察時間・休診日を必ずご確認ください。