診療科のご案内
外科
特色と治療方針
平均寿命の延びとともに、病院で治療する患者さんたちもどんどん高齢化してきています。しかし、治療方法、治療材料も進歩し、より体に負担の小さい方法が考え出され、10年前では治療を行わなかった高齢な方でも治療できるようになってきています。
- 化管、肝胆膵、血管、鼠径ヘルニア、乳腺、小児といった
幅広い領域の疾患に対して外科治療を行っています。
当科では、術後の回復も早く、極力小さな傷口となるよう、可能な限り腹腔鏡手術を行っております。
科学的根拠(エビデンス)に基づく治療を行うとともに、分りやすい説明を心がけ、十分なご理解(インフォームドコンセント)を得た上で、それぞれの患者さんに最も適した治療をお勧めしています。また、患者さんが納得いく治療を受けられるよう、セカンドオピニオンも受け入れています。
『チームワークと安全』を合言葉に、この地域に根差した医療を提供できるよう努めていきます。
2021年4月よりハイブリット手術室が完成し、これまで以上に動脈瘤に対するステントグラフト手術および閉塞性動脈硬化症に対するカテーテル手術に取り組んでいきます。
診療内容
対象疾患や可能な検査、治療、手技
- 対象疾患
- 食道がん、胃がん、胆道がん、肝がん、膵がん、大腸がん、乳がん、胆石症、虫垂炎、鼠径ヘルニア、腹部大動脈瘤、閉塞性動脈硬化症、下肢静脈瘤など
- 治療
- 外科手術(腹腔鏡、開腹)、人工血管置換術、ステントグラフト内挿術、腹部大動脈瘤人工血管置換術、動脈バイパス手術、経皮的血管拡張術、ストリッピング手術、下肢静脈瘤レーザー焼灼術、放射線療法、化学療法など
専門分野
- 小児外科専門外来、乳腺外科専門外来、ストーマ専門外来
- 透析、糖尿病による足壊疽、虚血性皮膚潰瘍の治療、下肢静脈瘤治療
主な検査・医療機器
診療実績
2023年の業績
〈外科で治療するその他疾患〉
- 胆石症
- 胆道の良性の病気の代表が胆石症です。現在では多くの場合、腹腔鏡というカメラを用いて手術が行われるようになり、傷の大きさはほとんど目立たず、手術後早期に退院可能となりました。
全国の平均が85%程度であることを考えると、当院はほとんどの症例を腹腔鏡下手術で完遂しています。
急性胆嚢炎に対しても早急に手術することを第一選択とし、より短期間での治療を目指しています。
- 鼠径ヘルニア
- 鼠径ヘルニアでは、立った時やお腹に力を入れた時に足の付け根(鼠径部)が膨らみます。基本的に薬剤では治療できないため手術適応です。方法は鼠径部切開ヘルニア根治術、腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術があります。鼠径部切開ヘルニア根治術の利点は、入院期間が短いこと(1泊2日)です。腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術の利点は、傷が小さく体に優しいことですが、どちらの方法を選択するかは患者さんのご希望を考慮しています。
瘤切除・人工血管置換術 12例(2023年) ステントグラフト内挿術 26例(2023年) 下肢動脈バイパス 15例(2023年) 下肢動脈瘤レーザー焼灼術 67例(2023年) 下肢静脈瘤抜去術 17例(2023年)
施設認定
- 日本外科学会認定施設
- 日本消化器外科学会認定施設
- 日本乳癌学会認定施設
- 日本大腸肛門病学会認定施設
- 日本外科感染症学会認定施設
- 日本胆道学会認定施設
- 日本肝胆膵外科学会高度技能専門医修練施設
- 食道外科専門医準認定施設
診療スタッフ
-
久留宮 康浩
副院長
兼第3診療部長兼通院治療センター長
兼外科代表部長兼乳腺外科部長- 専門医・
認定医・
専門分野等 - 日本外科学会専門医・指導医
日本消化器外科学会専門医・指導医
日本大腸肛門病学会専門医・指導医・評議員
日本食道学会食道科認定医
日本消化器病学会専門医・指導医・東海支部評議員
日本肝臓学会専門医・指導医
日本胆道学会認定指導医
日本肝胆膵外科学会・評議員
日本内視鏡外科学会技術認定医・評議員
日本消化器外科学会消化器がん外科治療認定医
日本がん治療認定医機構認定医
日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医・指導医
日本乳癌学会乳腺専門医・指導医
精中委マンモグラフィ読影認定医
JABTS乳腺超音波読影認定医
日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会評議員
日本臨床外科学会評議員
日本ヘルニア学会評議員
名古屋大学医学部臨床教授
医学博士
臨床研修指導医
- 略歴
- 三重大学卒
1989年医師免許取得
2012年4月赴任
2016年4月副院長就任
- 専門医・
-
水野 敬輔
副院長
兼救命救急センター長
兼血管外科部長- 専門医・
認定医・
専門分野等 - 日本外科学会専門医
日本脈管学会専門医
日本血管外科学会認定血管内治療医
腹部ステントグラフト実施医
下肢静脈瘤血管内焼灼術指導医
名古屋大学医学部臨床教授
医学博士
臨床研修指導医・プログラム責任者養成講習会修了
- 略歴
- 名古屋大学卒
1989年医師免許取得
2003年3月赴任
2018年4月副院長就任
- 専門医・
-
菅原 元
感染制御部長兼中央手術センター長兼
集中治療センター長兼消化器外科部長- 専門医・
認定医・
専門分野等 - 日本外科学会専門医・指導医
日本消化器外科学会専門医・指導医
日本消化器外科学会消化器がん外科治療認定医
日本肝胆膵外科学会肝胆膵外科高度技能指導医
日本胆道学会指導医
日本外科感染症学会外科周術期感染管理認定医
Acute Care Surgery学会Acute Care Surgery認定外科医
麻酔科標榜医
インフェクションコントロールドクター(ICD)
名古屋大学医学部臨床講師
医学博士
ロボット支援手術(ダヴィンチ)術者資格
臨床研修指導医
- 略歴
- 名古屋大学卒
1994年医師免許取得
2017年7月赴任
- 専門医・
-
世古口 英
地域医療福祉連携部患者相談室長兼外科外来部長
- 専門医・
認定医・
専門分野等 - 日本外科学会専門医・指導医
日本消化器外科学会専門医・指導医
日本消化器外科学会消化器がん外科治療認定医
日本医師会認定産業医
医学博士
臨床研修指導医
- 略歴
- 金沢大学卒
1992年医師免許取得
2007年10月赴任
- 専門医・
-
井上 昌也
上部消化器外科部長
- 専門医・
認定医・
専門分野等 - 日本外科学会専門医・指導医
日本消化器外科学会専門医・指導医
日本消化器病学会専門医
日本内視鏡外科学会技術認定医
精中委マンモグラフィ読影認定医
日本肝胆膵外科学会認定肝胆膵外科高度技能専門医
日本女性骨盤底医学会専門医
日本医師会認定産業医
日本肝胆膵外科学会評議員
ロボット支援手術(ダヴィンチ)術者資格
日本内視鏡外科学会認定ロボット支援手術(胃)プロクター
医学博士
臨床研修指導医
- 略歴
- 京都府立医科大学卒
1998年医師免許取得
2018年10月赴任
- 専門医・
-
加藤 健宏
下部消化管外科部長
- 専門医・
認定医・
専門分野等 - 日本外科学会専門医・指導医
日本消化器外科学会専門医・指導医
日本大腸肛門病学会大腸肛門病専門医・指導医
日本消化器病学会専門医・指導医
日本消化器外科学会消化器がん外科治療認定医
日本がん治療認定医機構認定医
日本内視鏡外科学会技術認定医
日本乳癌学会乳腺認定医
日本女性骨盤底医学会専門医
麻酔科標榜医
精中委マンモグラフィ読影認定医
インフェクションコントロールドクター(ICD)
医学博士
ロボット支援手術(ダヴィンチ)術者資格
日本内視鏡外科学会認定ロボット支援手術(直腸・結腸)プロクター
臨床研修指導医
- 略歴
-
北海道大学卒
2005年医師免許取得
2019年4月赴任
- 専門医・
-
牛田 雄太
医員
- 専門医・
認定医・
専門分野等 - 日本外科学会専門医
日本消化器外科学会専門医
日本消化器外科学会消化器がん外科治療認定医
日本がん治療認定医機構認定医
日本肝胆膵外科学会評議員
下肢静脈瘤血管内焼灼実施医
ロボット支援手術(ダヴィンチ)術者資格
- 略歴
- 金沢大学卒
2012年医師免許取得
2024年1月赴任
- 専門医・
-
権田 紘丈
医員
- 専門医・
認定医・
専門分野等 - 日本外科学会専門医
日本乳癌学会乳腺認定医
- 略歴
- 信州大学卒
2016年医師免許取得
2021年7月赴任
- 専門医・
-
山口 真和
医員
- 専門医・
認定医・
専門分野等 - 日本外科学会専門医
精中委マンモグラフィ読影認定医
- 略歴
- 北海道大学卒
2017年医師免許取得
2022年4月赴任
- 専門医・
-
等々力 広菜
医員
- 略歴
- 名古屋大学卒
2019年医師免許取得
2019年4月赴任
-
田中 雅人
医員
- 略歴
- 名古屋大学卒
2019年医師免許取得
2024年4月赴任
-
前畑 昂洋
医員
- 略歴
- 名古屋大学卒
2020年医師免許取得
2024年10月赴任
-
石田 航大
医員
- 略歴
- 名古屋大学卒
2021年医師免許取得
2021年4月赴任
-
市野 貴大
医員
- 略歴
- 名古屋大学卒
2022年医師免許取得
2024年4月赴任
-
藤澤 建太
医員
- 略歴
- 名古屋大学卒
2022年医師免許取得
2024年4月赴任