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地域医療の真ん中に

診療科のご案内
整形外科

特色と治療方針

当地域は自動車産業の影響で、子供や壮年層の人口割合が全国平均と比べて高いという特徴がありましたが、農林業も盛んであり、例に漏れず人口の高齢化が進んでいると言われています。そのため整形外科領域の四肢や脊椎の外傷は増加しており、特に転倒などによる高齢者の骨折が健康寿命を縮めています。
  • 脊
  • 椎の疾患、手・上肢や末梢神経の疾患、リウマチをはじめとした関節の疾患、
    骨粗鬆症、骨や軟部の腫瘍に対して専門的に診療を行っています。

豊田市を中心とした当地域の整形外科のパイオニア的な役割を果たし、現在に至っています。
長寿社会ではいかに健康寿命を延ばすかが医療の命題であり、高齢者の骨折や脊椎・関節の疾患の治療・予防を通して整形外科の役割はますます大きくなると言われています。今後とも時代の変化に対応し、さらに専門性を高め、当地域はもちろんのこと当地域以外からの患者さんも多く受診していただけるよう努力していきたいと思っています。また近隣の病院や診療所との連携をより一層深めて、当地域の基幹病院としての役割を果たしていきたいと思っています。

診療内容

対象疾患や可能な検査、治療、手技

高齢者の大腿骨頚部骨折は年々増加しており、年間手術件数が200件を超えています。手術後は回復期病院への早期の転院に努め、地域連携パスを活用し、地域の先生方と協同して治療にあたります。

脊椎外科
乳幼児から高齢者まで全年齢層の背骨の疾患を扱っています。一般的に多く見られる腰椎、頚椎の椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症をはじめ、高齢者の後弯症(腰曲がり)、小児や思春期における脊柱側弯症などを診療しています。手術では適応に応じて最新のインストゥルメンテーション手術を行っています。予定された手術では輸血部の協力下に可能な限り術前に自己血貯血を行っています。比較 的出血が多く見込まれる手術では臨床工学技士により術中自己血回収装置を用いています。また脊椎手術の一番の懸念である術後の 神経麻痺を防ぐため、ほぼ全例に専門の臨床検査技師にて術中脊髄機能モニタリングを行い、より安全に手術を行うよう努めています。
手・上肢の外科
手関節鏡を用いたTFCC(三角線維軟骨複合体)損傷の治療や、手根管症候群に対する鏡視下手根管開放術、変形性手関節症やキーンベック病に対する機能再建術、豊田地区に多いデュピュイトレン拘縮に対する腱膜切除手術やコラゲナーゼ注射療法に関しては全国的に見ても治療経験が豊富です。またマイクロサージャリーを用いた神経・血管損傷の修復術や皮弁・血管柄付骨移植などの機能再建術、手指の骨折や腱損傷に対する一期的修復術、橈骨遠位端骨折や舟状骨骨折など手関節周辺骨折や上腕骨顆上骨折など肘関節周 辺骨折に対する観血的整復固定術、小児手指先天奇形に対する外科的治療などは多くの治療経験があります。また、ばね指やガングリオンなどに対する日帰り手術も積極的に行っています。手術後はリハビリテーションを積極的に行い、患者さんの職場や家庭への早期復帰に努めています。
関節外科
リウマチの場合、診断確定後、積極的にメトトレキサート、生物学的製剤を導入し、関節破壊の進行予防、ADLの維持に努めています。手術療法に関しては適応を見極め人工関節置換術(主に股・膝関節)、関節形成術(主に手・足)を行い、患者さんが少しでも痛みから解放され、快適な生活が送れるよう努めています。また関節リウマチ以外のリウマチ性疾患に対しても鑑別診
骨・軟部腫瘍では、まれな疾患が多く診療可能な専門施設が限られている中、良性腫瘍の場合はCT・MRI等による画像検査、組織検査(生検術)等による確定診断、手術による根治治療を行っています。悪性の場合は確定診断ののち、必要に応じて大学病院、がんセンターへの紹介を行っています。転移性骨腫瘍の場合も画像検査や組織検査等を行い、治療方針の決定に役立てています。

専門分野

脊柱変形(側弯症、後弯症)に対しては手術のみならず装具療法も積極的に行っています。装具外来では、終日脊椎専門の義肢装具士とともに装具の採型や調整を行っています。
手・上肢の外科では、手外科専門医が常勤し、日本手外科学会認定の基幹研修施設となっており、全国水準以上の治療を行うよう心がけています。
骨粗鬆症外来を行っており、紹介された患者さんの骨密度検査や血液検査などを行い、紹介元に戻っていただいて治療を継続してもらっています。

主な検査・医療機器

  • レントゲン
  • CT
  • MRI
  • エコー
  • 関節鏡装置(主に手関節、膝関節)
  • 手術顕微鏡
  • 骨シンチグラフィ など
  • 脊椎領域では、レントゲン透視下にて脊髄造影、椎間板造影、神経根造影・ブロック、椎間関節造影・ブロックを行っています。さらにレントゲン透視またはCTガイド下にて骨・軟部腫瘍や転移性骨腫瘍の生検術、感染巣の生検術やドレナージを行っています。
  • 関節リウマチに対して、関節エコーを日本リウマチ登録学会登録ソノグラファーの資格を有した臨床検査技師が担当して行っています。
  • 骨密度検査は、標準的な全身用DXA装置にて、ルーチンに腰椎と大腿骨の骨密度を測定し、骨粗鬆症の診断、薬剤治療の効果判定に役立てています(※1)
  • 手根管症候群や肘部管症候群などの末梢神経障害に対して神経電動検査を行い、治療方針決定の参考としています。
  • 骨密度検査(※1)

診療実績

  • 脊椎固定術

  • 手根管症候群に対する関節鏡視下手根管開放術

  • 橈骨遠位端骨折に対するプレート固定術

  • デュピュイトレン拘縮に対する手術およびコラゲナーゼ注射療法

  • 人工関節置換術(股・膝関節)

  • 良性骨・軟部腫瘍切除術

診療スタッフ

  •  
  • 稲垣 弘進

    リハビリテーション科代表部長
    兼整形外科病棟部長

    専門医・
    認定医・
    専門分野等
    日本整形外科学会専門医
    日本手外科学会専門医・代議員
    中部日本整形外科災害外科学会評議員
    東海整形外科外傷研究会幹事
    東海手外科研究会幹事
    日本整形外科学会リウマチ医
    日本整形外科学会運動器リハビリテーション医
    身体障害者福祉法第15条指定医(肢体不自由)
    名古屋大学医学部非常勤講師
    医学博士
    臨床研修指導医
    専門分野:手外科・関節鏡視下手術
    略歴
    香川医科大学卒
    1991年医師免許取得
    2005年9月赴任
  • 金山 康秀

    リウマチ科部長

    専門医・
    認定医・
    専門分野等
    日本整形外科学会専門医
    日本リウマチ学会専門医・指導医・評議員
    中部リウマチ学会評議員
    日本骨粗鬆症学会認定医
    日本リウマチ財団リウマチ登録医
    日本整形外科学会運動器リハビリテーション医
    日本医師会認定産業医
    身体障害者福祉法第15条指定医(肢体不自由)
    医学博士
    臨床研修指導医
    専門分野:関節リウマチ、人工関節置換術、骨粗鬆症
    略歴
    岐阜大学卒
    1993年医師免許取得
    2012年4月赴任
  • 辻 太一

    脊椎外科部長

    専門医・
    認定医・
    専門分野等
    日本整形外科学会専門医・脊椎脊髄医
    日本脊椎脊髄病学会指導医・評議員
    日本側弯症学会幹事・研修委員長
    日本脊椎インストウルメント学会評議員
    日本自己血輸血学会認定自己血輸血責任医
    医学博士
    専門分野:脊椎外科、脊柱変形(側弯症)
    略歴
    鳥取大学卒
    1994年医師免許取得
    2017年7月赴任
  • 二村 尚久

    整形外科外来部長

    専門医・
    認定医・
    専門分野等
    日本整形外科学会専門医
    医学博士
    略歴
    名古屋大学卒
    2003年医師免許取得
    2014年4月赴任
  •  
  • 長田 直祥

    医員

    略歴
    大阪医科大学卒
    2014年医師免許取得
    2014年4月赴任
  •  
  • 舘 寛人

    医員

    略歴
    愛知医科大学卒
    2015年医師免許取得
    2015年4月赴任
  •  
  • 足立 維

    医員

    略歴
    大阪医科大学卒
    2014年医師免許取得
    2016年4月赴任
  •  
  • 杉本 遼介

    医員

    略歴
    浜松医科大学卒
    2016年医師免許取得
    2016年4月赴任
  •  
  • 等々力 一徳

    医員

    略歴
    名古屋大学卒
    2016年医師免許取得
    2016年4月赴任

受診時の留意点

整形外科ではリハビリの適応になる疾患が多いですが、当院のリハビリは入院中の患者さんや、手術後や比較的重篤な通院患者さんを優先して行っています。

※受診の際は、受付時間・診察時間・休診日を必ずご確認ください。