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地域医療の真ん中に

診療科のご案内
産婦人科

特色と治療方針

当科では、主に良性腫瘍(子宮筋腫や良性卵巣腫瘍など)に対して手術を行ってきましたが、平成26年より初期子宮体がんに対する腹腔鏡手術、骨盤臓器脱に対する腹腔鏡手術を導入しました。
  • 婦
  • 人科領域では、悪性腫瘍(がん)に対する治療に加え、
    腹腔鏡手術を数多く行っています。

腹腔鏡手術とは、直径5mmまたは10mmの内視鏡カメラを小さい傷からお腹のなかに挿入して行う手術です。従来のおなかを大きく切って行う「開腹術」と比べ、小さな創で手術を行うので術後の痛みが少なく、入院期間や社会復帰までの期間が短くなります。また、術野をモニター画面で拡大し、開腹術では見ることが困難な骨盤の深い部分も見ることができるため、出血が少なく精密な手術を行うことができます。術後の創が目立ちにくいという利点もあります。

子宮鏡手術にも積極的に対応しています。また、骨盤臓器脱の手術にも力を入れています。

産科領域ではLDRを使用した正常分娩管理、また緊急帝王切開にも対応しています。妊娠35週以降の早産、糖尿病や甲状腺疾患などを合併した母体管理も行っています。

診療内容

対象疾患や可能な検査、治療、手技

骨盤臓器脱
骨盤臓器脱は出産を経験した女性の3~4割に起こる可能性がある、たいへんよくある病気です。
この病気に対して、今までは膣式に手術を行うことが主流でしたが、2014年から腹腔鏡下にメッシュを使って修復する「腹腔鏡下膀胱脱手術」(腹腔鏡下仙骨膣固定術)が保険適応となりました。膀胱脱のみでなく、子宮脱や子宮摘出後の膣脱も手術の対象になります。
腹腔鏡下にメッシュを使う手術は、従来の手術方法に比べて術後の再発が少ない可能性があり、術後の性機能が保たれることから、現在欧米では最も行われている手術方法です。
愛知県内の産婦人科でこの手術を行っている病院はまだ多くありません。手術時間が少し長く(3~4時間)、全身麻酔が必要となるため、当院ではおおむね65歳以下の患者さんにこの手術を勧めています。ただし、子宮筋腫や卵巣腫瘍がある場合には高齢の方でもこの手術を行うことが勧められますし、それ以外の方でも希望があれば手術を行うことができます。担当した医師に直接ご相談ください。
子宮鏡検査
レゼクトスコープ(子宮の中を見ながら子宮内病変を切除する器具)を子宮内に挿入し、子宮内の病変を手術する方法です。主に腰椎麻酔で行い、手術時間は10~30分程度と短く、入院は2泊3日となります。術後回復が早く、社会復帰も早くできます。おおむね3cm以下の粘膜下子宮筋腫(子宮内に飛び出している筋腫)、子宮腔内癒着、子宮内膜ポリープに対して行っています。
マイクロ波子宮内膜アブレーション(MEA)
過多月経(月経時の出血量が多く、普段の生活に支障が生じる状態)に対する治療法です。子宮筋腫や子宮腺筋症など子宮そのものに病気がある方以外に、抗凝固薬(血液をサラサラにする薬)を内服していたり、はっきりした原因のない方も過多月経があれば治療の対象になります。妊娠を希望する方には行うことができません。
サウンディングアプリケーターという棒状の器具を子宮内に挿入し、その先端から発生するマイクロ波により、「電子レンジ」と同じ仕組みで子宮内膜を加熱して凝固します。麻酔は腰椎麻酔で行い、通常30分以内で終了する手術です。入院期間は2泊3日と短く、退院後も早期に社会復帰することができます。妊娠の希望はないが、子宮を摘出したりおなかを切る治療には抵抗を感じる方や、できるだけ短い期間で早く仕事に復帰したいという方にはたいへん良い治療法です。ただし、子宮の大きさなどによりこの手術が適さない方もありますので、担当した医師に直接ご相談ください。
当院は愛知県内で最初に子宮鏡下子宮内膜焼灼術(マイクロ波子宮内膜アブレーション:MEA)を導入した施設であり、最多の治療実績を誇ります。

主な検査・医療機器

  • 分娩監視装置
  • 4Dエコー
  • 分娩監視装置
  • 4Dエコー

診療スタッフ

  • 針山 由美

    産婦人科代表部長

    専門医・
    認定医・
    専門分野等
    日本産科婦人科学会専門医・指導医
    母体保護法指定医
    日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
    名古屋大学医学部臨床講師
    日本周産期・新生児医学会新生児蘇生法
    「専門」コース(Aコース)インストラクター
    日本産婦人科内視鏡学会技術認定医
    日本内視鏡外科学会技術認定医
    日本女性医学学会女性ヘルスケア暫定指導医
    医学博士
    略歴
    名古屋大学卒
    1992年医師免許取得
    2007年4月赴任
  • 新城 加奈子

    産婦人科病棟部長

    専門医・
    認定医・
    専門分野等
    日本産科婦人科学会専門医
    日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
    医学博士
    略歴
    名古屋大学卒
    2002年医師免許取得
    2013年4月赴任
  •  
  • 安井 裕子

    医員

    略歴
    愛知医科大学卒
    2011年医師免許取得
    2018年10月赴任
  •  
  • 山本 靖子

    医員

    略歴
    浜松医科大学卒
    2012年医師免許取得
    2012年4月赴任
  •  
  • 正木 希世

    医員

    略歴
    鹿児島大学卒
    2014年医師免許取得
    2018年4月赴任
  •  
  • 神谷 知都世

    医員

    略歴
    名古屋大学卒
    2016年医師免許取得
    2016年4月赴任

受診時の留意点

  • がん(悪性腫瘍)やがんの疑いがある方の手術はできる限り早期に手術を行う必要があります。このため当科では、毎週水曜日を悪性瘍手術のための枠として確保しています。ただし、該当する患者さんがいない場合があるので、この枠をキャンセル待ちの患者さんにまわすことがあります。この決定は毎週水曜日16時から行われる産婦人科カンファレンスにおいて、翌週水曜日の手術枠に対して行います。
  • 手術キャンセル待ちを希望される方は、通常の待ち期間での手術枠を決定する際にその旨を担当医にお知らせください。この申し出により担当医はキャンセル待ちリストを作成します。水曜夕方カンファレンスにおいて原則リストに載った順に翌週のキャンセル枠での手術が可能か電話で連絡を取らせていただきます。この際、電話で連絡がつかなかった場合には、リストの次の順の患者さんに連絡を入 れます。キャンセル待ち枠での手術が決定した場合には、元の手術予定は自動的にキャンセルとなりますのでご了承ください。

※受診の際は、受付時間・診察時間・休診日を必ずご確認ください。