診療科のご案内
小児科
特色と治療方針
治療の進歩、診療ガイドラインの充実、予防接種の種類増加などにより、入院では特に細菌性髄膜炎などの重症細菌感染症やロタウイルス感染症、気管支喘息(長期入院)などが大きく減少しました。一方、アレルギー疾患や肥満症、心因性疾患などは増加しています。
- 児医療での役割を責任を持って果たすとともに、時代の流れ、ニーズを考慮しながら診療内容のさらなる充実を図っていきたいと考えています。
当科は西三河北部医療圏の基幹病院小児科として小児内科疾患全般にわたる診療を行っています。小児病棟(5C)は27床+産科病棟(5D)の新生児3床です。病棟に専任保育士1名が常駐、プレイルームは感染・悲感染の2カ所あります。5C病棟には病児保育室「ぴよっこ」4床が併設されています。
当科は名古屋大学小児科の関連施設ですが、特に専門性の高い疾患については、他にあいち小児保健医療総合センター、愛知医科大学など、障がい・療育については豊田市こども発達センターや愛知県コロニー中央病院、重症新生児についてはトヨタ記念病院NICUと連携しています。
当地区の夜間休日救急体制は小児科二次救急輪番制を整え、トヨタ記念病院と交互に当直を行い、一次救の日は待機制をとっています。
今後も当地区の小児医療での役割を責任持って果たすとともに、時代の流れ、ニーズを考慮しながら診療内容のさらなる充実を図っていきたいと考えています。
診療内容
対象疾患や可能な検査、治療、手技
- 外来診療
- 午前:一般外来として主に感染症などの急性疾患の診療を行っています。予約は実施していません。
紹介患者、緊急患者、病児保育当日利用患者さんを優先して診察していますのでご了承願います。
午後:予約制で慢性疾患外来、専門外来、乳児健診、予防接種を行っています。
- 入院診療
- 感染症(肺炎・気管支炎、胃腸炎など)、神経疾患(熱性けいれん、てんかん、急性脳症など)、アレルギー疾患(喘息など)、腎疾患(腎炎・ネフローゼなど)、IgA血管炎、川崎病などの小児内科疾患全般
- 専門外来について
- 予約制となっています。
血液・腫瘍(小島勢二医師):白血病、貧血など
循環器:先天性心疾患、不整脈など
アレルギー:食物アレルギー、喘息、アトピー性皮膚炎など
腎臓(都築一夫医師):慢性糸球体腎炎など
神経(中田智彦医師):てんかんなど
主な検査・医療機器
- アレルギー:主に日帰り入院で経口食物負荷試験を実施しています。原因食物を正確に診断するために大切な検査です。その結果により安心して摂取できる食品の種類・量を決定できます。
- 循環器:心エコー、トレッドミル、ホルター心電図(※1)などを行っています。
- 神経:頭部MRI、CT、脳波検査などを行っています。
- 内分泌:低身長の精査のため、検査入院(成長ホルモン分泌刺激試験)を行っています。成長ホルモン分泌不全が認められると補充療法を開始できます。
- 先天代謝異常:診断のための各種スクリーニング、負荷試験、遺伝子診断などを行っています。
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- ホルター心電図(※1)
診療実績
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2023年
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主な疾患別入院数
診療スタッフ
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梶田 光春
副院長
兼第2診療部長兼医療情報部長
兼小児科代表部長- 専門医・
認定医・
専門分野等 - 日本小児科学会専門医
日本小児神経学会専門医
名古屋大学医学部臨床准教授
愛知医科大学客員教授
医学博士
臨床研修指導医
専門分野:先天代謝異常症、小児神経疾患
- 略歴
- 名古屋大学卒
1984年医師免許取得
2000年10月赴任
2015年4月副院長就任
- 専門医・
-
生駒 雅信
小児科病棟部長
- 専門医・
認定医・
専門分野等 - 日本小児科学会専門医
日本小児循環器学会専門医
専門分野:小児循環器疾患
臨床研修指導医
- 略歴
- 名古屋大学卒
1988年医師免許取得
2015年10月赴任
- 専門医・
-
武田 将典
小児科外来部長
- 専門医・
認定医・
専門分野等 - 日本小児科学会専門医
日本アレルギー学会専門医
臨床研修指導医
- 略歴
-
昭和大学卒
2002年医師免許取得
2019年4月赴任
- 専門医・