産婦人科のご案内

産婦人科の紹介

 

■概要

産科領域ではLDRを使用した正常分娩管理、また緊急帝王切開にも対応しています。妊娠35週以降の早産、糖尿病や甲状腺疾患などを合併した母体管理も行っています。
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婦人科領域では、悪性腫瘍(がん)に対する治療に加え、腹腔鏡手術を数多く行っています。子宮鏡手術にも積極的に対応しています。また、骨盤臓器脱の手術にも力を入れています。

■産科

正常分娩管理に加え、多くの異常妊娠(切迫流早産、妊娠高血圧症候群、前置胎盤、多胎など)を診療しています。また、他の診療科と連携し、糖尿病、腎臓病、血液疾患、甲状腺疾患、消化器疾患、循環器疾患等を合併した妊娠分娩管理も行っています。

ただし、当院にはNICU(新生児集中治療室)がないため、35週未満の早産となった場合は、近隣病院と連携し迅速に対応します。

 

●産科実績

件数 2015年 2014年 2013年
正常分娩 151 183 162
吸引分娩 26 16  19
鉗子分娩 2 2  0
選択帝王切開 62 67  73
緊急帝王切開 33  32  32

■婦人科

<悪性腫瘍治療>

子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がんに対する開腹手術、化学療法(抗がん剤治療)、放射線治療、緩和医療など包括的に治療を行っています。またこれに加え、初期子宮体癌に対して腹腔鏡手術を行うための施設認定を獲得し、より低侵襲ながん治療も目指しています。

●治療実績

件数 2015年 2014年 2013年
子宮悪性腫瘍手術 20*2 21*1 23
卵巣悪性腫瘍手術 24 13 24
化学療法 実施のべ件数 537 341 451
放射線治療  10  13  18

*1子宮悪性腫瘍手術21件、内 腹腔鏡下子宮体癌手術 4件

*2子宮悪性腫瘍手術20件、内 腹腔鏡下子宮体癌手術 9件

<腹腔鏡手術>

当院では内視鏡手術に積極的に取り組んでおり、名古屋大学関連病院内でもトップクラスの手術件数を誇っています。

腹腔鏡手術とは

おなかの中に「腹腔鏡」という、5ミリまたは10ミリ径の内視鏡カメラを挿入して手術を行う方法です。従来のおなかを大きく切って行う「開腹術」と比べ、小さな創で手術を行うので術後の痛みが少なく、入院期間や社会復帰までの期間が少なくてすみます。また術野をモニター画面で拡大し、開腹術では見ることが困難な骨盤の深い部分も見ることができるため、出血が少なく精密な手術を行うことができます。術後の創が目立ちにくいという利点もあります。症例によっては単孔式腹腔鏡手術を行っています。

主に良性腫瘍(子宮筋腫や良性卵巣腫瘍など)に対して手術を行ってきましたが、平成26年から初期子宮体癌に対する腹腔鏡手術、骨盤臓器脱に対する腹腔鏡手術を導入しました。いずれも現在、保険適応となっています。

腹腔鏡手術はその内容によらず、当院では6日間の入院期間としています。

手術実績

件数 2015年 2014年 2013年
腹腔鏡下子宮体癌手術 9 4 0
腹腔鏡下筋腫核出術 14 14 13
腹腔鏡下子宮全摘出術 55

40

25
腹腔鏡下付属器摘出術 48 50 30
腹腔鏡下付属器腫瘍摘出術 36 42 43
腹腔鏡下卵巣多孔術 1 1 0
腹腔鏡下異所性妊娠手術 15 4 8
腹腔鏡下仙骨膣固定術 6 4 0

単孔式腹腔鏡手術

おへその部分を2.5~3センチ切開し、この1か所から内視鏡カメラや手術用の鉗子を挿入して手術を行います。主に良性卵巣腫瘍や漿膜下筋腫、もしくは異所性妊娠(子宮外妊娠)が対象となります。術後創が治ってしまうと、もともとのおへそのくぼみにまぎれてほとんどわからなくなってしまう場合もあり、痛みが少ないだけでなく美容的にも優れた手術です。
術後4ケ月

初期子宮体癌に対する腹腔鏡手術

子宮にとどまっている初期の子宮体癌のうち、Ⅰa期のものに対して腹腔鏡下で行う手術が平成26年から保険適応となりました。この手術を健康保険で行うためには、一定の施設基準が必要ですが、当院はこれを満たしています。

従来の子宮体癌に対する手術は、おへその上から恥骨までの約20センチの大きなな切開が必要で、約2週間の入院となります。これに対して腹腔鏡手術の場合には、約5ミリの創が2か所、約10ミリの創が2か所、計4か所の小さな創で行うことができるため、入院期間も1週間と短期ですみます。

腹腔鏡下子宮悪性腫瘍手術(子宮体がんに限る)の施設基準

(1)産婦人科又は婦人科を標榜している保険医療機関であること。
(2)産婦人科又は婦人科について合わせて5年以上の経験を有し、開腹の子宮悪性腫瘍手術(区分番号「K879」)について20例以上実施した経験、腹腔鏡下腟式子宮全摘術について20例以上実施した経験及び当該療養について術者として5例以上実施した経験を有する常勤の医師が1名以上配置されていること。
(3)当該手術を担当する診療科において、常勤の医師が2名以上配置されていること。
(4)常勤の麻酔科標榜医及び病理医が配置されていること。
(5)子宮悪性腫瘍手術(区分番号「K879」又は「K879-2」)が1年間に合わせて20例以上実施されていること。
(6)緊急手術体制が可能な体制を有していること。
(7)関係学会から示されている指針に基づき、当該手術が適切に実施されていること。

骨盤臓器脱に対する腹腔鏡手術

骨盤臓器脱は出産を経験した女性の3~4割に起こる可能性がある、たいへんよくある病気です。

この病気に対して、今までは膣式に手術を行うことが主流でしたが、昨年から腹腔鏡下にメッシュを使って修復する「腹腔鏡下膀胱脱手術」(腹腔鏡下仙骨膣固定術)が保険適応となりました。膀胱脱のみでなく、子宮脱や子宮摘出後の膣脱も手術の対象になります。

腹腔鏡下にメッシュを使う手術は、従来の手術方法に比べて術後の再発が少ない可能性があり、術後の性機能が保たれることから、現在欧米では最も行われている手術方法です。

愛知県内の産婦人科でこの手術を行っている病院はまだ多くありません。手術時間が少し長く(3~4時間)、全身麻酔が必要となるため、当院ではおおむね65歳以下の患者さんにこの手術を勧めています。ただし子宮筋腫や卵巣腫瘍がある場合には高齢の方でもこの手術を行うことが勧められますし、それ以外の方でも希望があれば手術を行うことができます。担当した医師に直接ご相談ください。

<子宮鏡手術>

レゼクトスコープ(子宮の中を見ながら子宮内病変を切除する器具)を子宮内に挿入し、子宮内の病変を手術する方法です。主に腰椎麻酔で行い、手術時間は10~30分程度と短く、入院は2泊3日となります。術後回復が早く、社会復帰も早くできます。おおむね3センチ以下の粘膜下子宮筋腫(子宮内に飛び出している筋腫)、子宮腔内癒着、子宮内膜ポリープに対して行っています。

また当院は愛知県内で最初に子宮鏡下子宮内膜焼灼術(マイクロ波子宮内膜アブレーション:MEA)を導入した施設であり、最多の治療実績を誇ります。
マイクロ波子宮内膜アブレーションについてはこちら

●手術実績

手術件数 2015年 2014年 2013年
子宮鏡下子宮筋腫摘出術  8 10  9
子宮鏡下子宮内膜ポリープ切除術  31 17  19
子宮内膜アブレーション  14  24  15

マイクロ波子宮内膜アブレーション:MEA

過多月経(月経時の出血量が多く、普段の生活に支障が生じる状態)に対する治療法です。子宮筋腫や子宮腺筋症など子宮そのものに病気がある方以外に、抗凝固薬(「血液をサラサラにする」薬)を内服していたり、はっきりした原因のない方も過多月経があれば治療の対象になります。妊娠を希望する方には行うことができません。

サウンディングアプリケーターという棒状の器具を子宮内に挿入し、その先端から発生するマイクロ波により、「電子レンジ」と同じ仕組みで子宮内膜を加熱して凝固します。麻酔は腰椎麻酔で行い、通常30分以内で終了する手術です。入院期間は2泊3日と短く、退院後も早期に社会復帰することができます。妊娠の希望はないが、子宮を摘出したりおなかを切る治療には抵抗を感じる方や、できるだけ短い期間で早く仕事に復帰したいという方にはたいへん良い治療法です。ただし、子宮の大きさなどによりこの手術が適さない方もありますので、担当した医師に直接ご相談ください。

【産婦人科手術枠最新予約状況】

産婦人科の手術はおおむね次のように予定を入れています。

※緊急手術はこの限りではありません。

月>準緊急枠(長期間の手術待ちが向かない方)

・帝王切開、膣式手術(円錐切除、膣式子宮全摘など)、子宮鏡手術

・1日2~3件

第2、4火>腰椎麻酔手術など

・膣式手術(円錐切除、膣式子宮全摘など)子宮鏡手術、選択的帝王切開

・1日2~3件

水>悪性腫瘍手術

・原則1日1件

木、金>(全身麻酔手術)

・腹腔鏡手術、開腹手術

・原則1日2件
 ▼診療日カレンダー

産婦人科手術キャンセル待ちについて

がん(悪性腫瘍)やがんの疑いがある方の手術は出来る限り早期に手術を行う必要があります。このため当科では、毎週水曜日を悪性腫瘍手術のために枠を確保しています。ただし、該当する患者さんがいない場合があるので、この枠をキャンセル待ちの患者さんにまわすことがあります。この決定は毎週水曜日16時から行われる産婦人科カンファレンスにおいて、翌週水曜日の手術枠に対して行います。

手術キャンセル待ちを希望される方は、通常の待ち期間での手術枠を決定する際にその旨を担当医にお知らせください。この申し出により担当医はキャンセル待ちリストを作成します。水曜夕方カンファレンスにおいて原則リストに載った順に翌週のキャンセル枠での手術が可能か電話で連絡を取らせて頂きます。この際、電話で連絡がつかなかった場合には、リストの次の順の患者さんに連絡を入れます。キャンセル待ち枠での手術が決定した場合には、元の手術予定は自動的にキャンセルとなりますのでご了承ください。

産婦人科医師担当表 (2017年11月版)


◆受付時間・休診日等のご案内
医師担当表(全科)印刷

診察室等 月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日 土曜日 診療時間・他
AM 再診
診察室
18・19

村上

村上

溝口

新城 一般外来 : 9:00~11:30 (再診予約制)
紹介外来(月~金14:00~15:00)
専門外来 (再診予約制)
●腫瘍外来(月14:00~15:00)
●母乳外来(月・水・木10:00~12:00、火・金10:00~12:00・14:00~17:00)
●産婦人科予防接種(月15:00)
その他健診 ◆完全予約制
・妊婦健診(火13:30~15:30)(木13:30~15:30)
・産褥健診(火14:30~15:00)
・助産師外来(月・水・木14:00~16:30)
新城 針山 針山 山本 交代制

新患

診察室
17

山本 村上(第1・3・5)
溝口(第2・4)
山本

野元(第1・3・5)

新城(第2・4)

針山
PM 専門
外来
助産師
外来
妊婦健診 助産師
外来
助産師
外来
腫瘍外来 産褥健診 妊婦健診
紹介外来 紹介外来 紹介外来 紹介外来 紹介外来
 予防接種

 ※都合により医師は変更になる場合がございます。

産婦人科スタッフ紹介

スタッフ 専門医・認定医・専門分野等 略歴
128hariyama
針山 由美
産婦人科代表部長

日本産科婦人科学会専門医・指導医
母体保護法指定医
日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
名古屋大学医学部臨床講師
日本周産期・新生児医学会新生児蘇生法「専門」コース(Aコース)インストラクター
日本産婦人科内視鏡学会技術認定医
日本内視鏡外科学会技術認定医

日本女性医学学会女性ヘルスケア暫定指導医
医学博士

名古屋大学卒
1992年医師免許取得
2007年4月赴任
129sinjyou
新城 加奈子
産婦人科病棟部長
日本産科婦人科学会専門医
日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
医学博士
名古屋大学卒
2002年医師免許取得
2013年4月赴任
村上 真由子
医員
日本産科婦人科学会専門医

高知大学卒
2010年医師免許取得
2016年4月赴任

山本 靖子
医員
浜松医科大学卒
2012年医師免許取得
2012年4月赴任
南 洋佑
医員

藤田保健衛生大学卒
2015年医師免許取得
2015年4月赴任

溝口 真以
医員

鳥取大学卒
2014年医師免許取得
2016年4月赴任

産婦人科トピックス